神棚の歴史はいつ頃から始まったのか

神棚の歴史はいつ頃から始まったのか

会社の事務所などに設置することが多い神棚ですが、これは神道の神様を祀るためのもので、神道は古くから日本に存在している宗教で、自然や自然現象・人や八百万の神など、様々な神様を祀っているのが特徴です。
神棚の最古の記述は古事記にあるといわれているのですが、一般家庭に普及したのは江戸時代頃です。
伊勢神宮や富士参りといった観光が広まると同時に御師と呼ぶ旅行案内人により、全国にお札を配り伊勢神宮への信仰を勧めたなどの歴史があるようです。
そして、この御札を祀る目的で作り出されたのが神棚であり、現在の神棚は一社造と三社造の2種類が基本になるのですが、ここには神社から預かった御神札を納めて祀ります。
御神札には、お伊勢様の神宮大麻と自分自身が住んでいる地域の氏神様、そして自ら参拝を行った神社の御神札の3つがあります。
なお、一社造りは神様のお札を納める扉が1つのみですが、三社造りの場合は神様の御神札を納める扉が左右にもあり、合計3つの扉が設置されています。

江戸時代から一般庶民に設置をされていたのが神棚

江戸時代は一般庶民の暮らしというと、つつましいものであったと思われるでしょう。
長屋で大家族が暮らし、一日一食の食事しか口にしていない光景を、時代劇などで目にすることができます。
しかし、実際はもっと裕福な暮らしをされていた方が多く、自宅内ではある宗教の設備を必ず設置していたともいことが研究で明らかとなりました。
その設備とは神棚で、現在でも一般家庭で目にすることが可能です。
神棚について簡単に解説をすると、神道という宗教の神聖な神具です。
伊勢神宮の社殿を模しているのが特徴で、天照大神をお祀りするものとなります。
江戸時代ではすでに一般に普及をしており、近隣の神社で手に入れたお札をお供えしていました。
なお神棚は色んなスタイルで構成をされており、商売をしているところは稲荷を祀る朱色の社です。
これは現在でも受け継がれている文化で、昨今では洋風建築の住まいでも必ず備えているほどの浸透ぶりを目にできるようになりました。

神棚に関する情報サイト
神棚の情報サイト

このサイトでは、神棚に関する情報を数多くご紹介しています。こうした設備は古い時代から作られていて、昔は一家に一つあったという情報もご紹介しています。基礎的な知識を初心者にも分かりやすく解説しているサイトです。歴史に関することもご紹介していて、いつ頃から歴史が始まったのかを知ることもできます。様々な種類のものがあるという情報もご紹介していて、一社型や三社型などの種類についてそれぞれご紹介しています。

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